【4月11日 AFP】急増する中国人旅行客の旅先でのマナー向上に腐心する中国当局は、「反社会的な振る舞い」をしたとして、航空機内で迷惑行為に及んだ乗客3人を国内主要航空会社の路線で搭乗禁止とした。国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が11日、報じた。

 中国航空運輸協会(CATA)は今年2月に機内での迷惑行為に対してブラックリスト掲載制度を導入。初の適用者となった3人は、中国の主要航空会社5社で最大2年間にわたって航空券の搭乗予約ができなくなるという。

 チャイナ・デーリーによると3人はそれぞれ、保安検査場の職員をミルク缶で殴った、飛行機の遅延をめぐって乗員に暴力を振るった、着陸時にタブレット端末の電源の切断を拒否した、との理由でブラックリストに掲載されることが決まったという。(c)AFP