【4月8日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2015-16)は7日、準々決勝第1戦が行われ、リバプール(Liverpool FC)は敵地でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)と1-1で引き分けた。

 昨夏ドルトムントの監督を退任し、その後リバプールの指揮官に就任したクロップ監督は、ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)に感動的な帰還を果たした。

 試合は前半36分、リバプールがディボック・オリジ(Divock Origi)のゴールで先制したものの、後半3分にドルトムントはマッツ・フンメルス(Mats Hummels)が同点弾を挙げた。

 しかし、リバプールはアウェーゴールを手にしたことで、14日にホームのアンフィールド(Anfield)で行われる第2戦を優位な状況で迎えることになった。ドイツでの心強いパフォーマンスを受け、クロップ監督は4強入りに向けて自信を手にすることだろう。

 英BTスポーツ(BT Sport)に対して指揮官は、「誰でも分かることだが、ドルトムントは非常に好チーム。われわれは流れをつかんで、勝つ可能性もあった」とコメントした。

 一方、昨季王者のセビージャFC(Sevilla FC)は、同じくスペインのアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に敵地で2-1の逆転勝利を収め、連覇に向けて順調に歩みを進めた。

 今季リーグ戦のアウェーでは1勝も挙げられていないセビージャは、後半開始早々にビルバオのアリツ・アドゥリス(Aritz Aduriz)に今季公式戦32点目となる先制ゴールを奪われた。

 それでもセビージャは、バックパスが短くなったボールをエベル・バネガ(Ever Banega)が奪うと、最後はティモテ・コロジエチャク(Timothee Kolodziejczak)が同点弾を挙げた。

 さらにセビージャは後半38分、ケヴィン・ガメイロ(Kevin Gameiro)のお膳立てからビセンテ・イボラ(Vicente Iborra)が決勝点を挙げた。

 スペイン勢の4強進出が確定する中、そこに加わりたいビジャレアル(Villarreal CF)は、ホームのエル・マドリガル(El Madrigal)で2-1とスパルタ・プラハ(Sparta Prague)に勝利した。

 またシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)は、敵地でSCブラガ(SC Braga)に2-1で勝利し、ベスト4に向けて大きく前進している。(c)AFP/Andy SCOTT