【4月6日 AFP】(更新)米大統領選の共和、民主両党の候補指名争いは5日、ウィスコンシン(Wisconsin)州で予備選が行われ、共和党はテッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員、民主党はバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員が勝利を確実にした。米放送局各社が一斉に報じた。

 指名レースでは共和党は不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏、民主党はヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官がトップを走るが、今回の結果は本戦行きはまだ決まっていないというメッセージを送った格好だ。

 ウィスコンシン州でのクルーズ氏の勝利はトランプ氏にとって大きな打撃。共和党の候補指名争いの行方を変える可能性も出てきた。

 一方のクルーズ氏は「反トランプ」の最有力候補としての地位をさらに固めた。オハイオ(Ohio)州のジョン・ケーシック(John Kasich)知事は3位に沈み、得票率は上位2人に大きく引き離されている。

 民主党のサンダース氏は直近7戦で6勝目を挙げた。ウィスコンシン州でも勝利が予想されていた。ただ、今月19日に予備選を控えるニューヨーク(New York)州では、クリントン氏の支持率がサンダース氏に2桁のリードを保っている。(c)AFP