【4月5日 AFP】バングラデシュ南東部の村で4日、中国企業が出資する発電所建設計画に反対するデモが暴動に発展し、警察がデモ参加者らに発砲して4人が死亡した。

 暴動があったのは、ベンガル湾(Bay of Bengal)沿いの僻地にあるガンダマラ(Gandamara)村。石炭火力発電所2か所が建設されると住民多数が立ち退きを余儀なくされるとして、計画に抗議する住民約500人が集結していた。

 地元当局はデモを禁じており、警察はデモ隊が攻撃してきたため発砲したと主張している。

 AFPの取材に応じた地元の警察幹部によれば、死亡した4人には兄弟2人が含まれる。負傷者は警官11人を含む数十人に上り、警官1人は頭部を撃たれたという。

 現地英字紙デーリー・スター(Daily Star)によると、チッタゴン(Chittagong)に本社を置く複合企業S・アラム・グループ(S. Alam Group)が一帯で石炭火力発電所2か所(出力計122万4000キロワット)の建設計画を進めており、推定で24億ドル(約2660億円)に上る総事業費のうち17億5000万ドル(約1940億円)を中国企業2社が負担している。(c)AFP