柔道選手もメルドニウム陽性、世界選手権メダリストら4人
このニュースをシェア
【4月5日 AFP】ロシアメディアは4日、世界選手権メダリストを含む4人の柔道選手について、検体から禁止薬物の「メルドニウム(Meldonium)」が検出されたと報じた。
匿名の情報筋は国営タス通信(TASS)に対し、違反を犯したのは、ミハイル・プリャエフ(Mikhail Pulyaev)、デニス・ヤルツェフ(Denis Yartsev)、ナタリア・コンドラチェワ(Natalia Kondratieva)、エカテリーナ・バルコワ(Ekaterina Valkova)の4選手だと明かしている。
それでもロシア柔道連盟(RJF)は本件に関するコメントを拒否しており、禁止薬物を摂取したとされる選手の名前も発表していない。
メルドニウムは、今年1月1日から禁止表に入り、女子テニス選手のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が、1月に行われた全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2016)の薬物検査で、検体が同薬に陽性反応を示したと発表して以来、大きな注目を集めている。
シャラポワの他にも、水泳選手のユリア・エフィモワ(Yuliya Efimova)、スケート選手のセミョン・エリストラトフ(Semion Elistratov)らロシアの名だたるアスリートが、メルドニウム摂取の違反を犯している。
ロシアのビタリー・ムトコ(Vitaly Mutko)スポーツ相は、メルドニウムが禁止表に入ってから、これまで30人以上の選手から同薬が検出されたと述べている。(c)AFP