【4月4日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2016)は3日、男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-3で第6シードの錦織圭(Kei Nishikori)に勝利した。大会3連覇を果たした王者ジョコビッチは、ATPツアーの通算獲得賞金ランキングで、歴代1位に浮上することが決まった。

 アンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏以来となる、6度目のマイアミ(Miami)大会制覇を果たしたジョコビッチは、キャリア通算獲得賞金が9819万9548ドル(約109億6000万円)に到達し、これまでトップだったロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の通算9785万5881ドル(約109億2000万円)を超えた。

 28歳のジョコビッチは、「大会で最高のプレーができた。良いタイミング、素晴らしい選手との試合で、それが達成できた」と話している。

 ATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)で28度目の優勝を飾ったジョコビッチは、同シリーズの通算タイトル数でもラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を抜いて、歴代1位に浮上している。

 キャリア通算714勝目を挙げたジョコビッチは、キャリア通算勝利数でボリス・ベッカー(Boris Becker)コーチを抜いて、歴代11位に順位を上げると、「これらの記録をうれしく、そして誇りに思う」とコメントした。

「記録が樹立できる立場になったこと、そして歴史に名を刻めることは、素晴らしい成果だと思う。今後もたくさんの記録を残していければ良いな」