【4月2日 AFP】米国で飛行中の航空機から緊急脱出スライドが外れ、アリゾナ(Arizona)州にある民家の庭に落下していたことが分かった。

 脱落を起こしたのは米航空会社アトラス航空(Atlas Air)のボーイング(Boeing)767型機。3月30日、アリゾナ州にあるフェニックス・スカイハーバー国際空港(Phoenix Sky Harbor International Airport)への着陸で最終進入を開始していた際、高度約850メートルで緊急脱出スライドが展開したという。

 機体には乗客は乗っておらず乗員17人が搭乗していたが無事着陸した。負傷者はいなかった。

 庭にスライドが落下した同州メサ(Mesa)に住む女性はAFPの取材に、「大きな音がして家が揺れたので、何事かと思って見に行った。玄関のドアを開けると、銀色のシートのようなものがあった。硫黄の臭いがしたので警察に通報した」と話した。

 スライドは庭の日よけの上に落下し、木1本が傷ついたという。(c)AFP