【4月2日 AFP】仏パリ(Paris)中心部にある集合住宅で1日、大きなガス爆発があり、消防士ら17人が負傷した。爆発で建物の上層階と屋根が破壊された。救急と警察が明らかにした。

 現場はリュクサンブール公園(Jardin de Luxembourg)の近く。警察によると爆発の原因は火災で引火したガスストーブで、建物からは濃い煙が立ち上った。消防士1人が重傷を負い、この他に消防士10人を含む16人も負傷した。

 パリは昨年11月の同時テロ事件や先月ベルギーのブリュッセル(Brussels)で起きた連続自爆事件を受けて緊張した状態が続いており、爆発で現場は騒然とした。近くにある有名なフェランディ(Ferrandi)料理専門学校の職員は「人々は怖がっていた、みんな爆弾だと思っていた」と話した。目撃者によると、この専門学校の窓ガラスも爆発で何枚か割れた。(c)AFP