【4月2日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)は1日、39戦無敗を誇るFCバルセロナ(FC Barcelona)との大一番を翌日に控え、敵地で迎える指揮官としては初めての「エル・クラシコ(El Clasico)」を楽しむと語った。

 今季のリーグ戦残り8試合で、3位レアルは首位バルセロナを勝ち点10差で追いかけている。しかし、2週間の中断に入る前までレアルは公式戦5連勝を飾っており、ジダン監督は好調を維持できていれば敵地カンプ・ノウ(Camp Nou)で勝利を収めることは可能だと考えている。

 ジダン監督は「ファンが見たいのは良いサッカーで、私が見たいのはチームが披露していた最近の好調ぶりだ」とコメント。「クラシコは選手にとって最も美しいものだ。私は今回、監督としてその場に立つ。初めてのことだが、とても幸せだし、楽しむよ」

 前回のバルセロナ戦では、ラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)前監督がレアルの指揮を執り、本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で0-4の惨敗を味わっている。しかしながら、ジダン監督は前回の対戦について、選手と話していないことを明らかにした。

「彼らは何が起きたのか分かっている。これは前回とは違う試合だ。勝たなければならない一戦で、勝ちたい試合だ。私はその試合を分析したが、それについて選手と話はしていない」

 レアルではDFのラファエル・バラン(Raphael Varane)がフランス代表でふくらはぎを負傷し、バルセロナ戦に臨む19人の遠征メンバーから外れている。また、トニ・クロース(Toni Kroos)は1日の練習でハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)に踏まれて足を痛めたが、メンバー入りを果たしている。(c)AFP