【4月2日 AFP】米国務省は1日、ジョン・ケリー(John Kerry)国務長官が今月10、11日に広島市を訪れ、先進7か国(G7)外相会合に出席すると発表した。

 ケリー長官は8、9日に中東バーレーンで開催される湾岸協力会議(Gulf Cooperation Council)の閣僚会合に出席後、訪日予定。5月に三重県で開催されるG7首脳会議(サミット)に先立ち、各国外相と調整を行うという。

 バラク・オバマ(Barack Obama)大統領の広島訪問については、米政府は検討はしているものの、まだ決定には至っていない。

 日本は戦後、核兵器廃絶努力推進の一環として、広島と長崎を訪問して原爆被害の恐ろしさを実際に見るよう世界各国の首脳に促してきた。しかし、1945年の8月6日に世界で初めて核兵器による攻撃を受けた広島を訪問した米国政府高官は、これまでナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)元下院議長のみだった。(c)AFP