■まわりからは「余力は十分」との声も

 それでも、熟練プロモーターのボブ・アラム(Bob Arum)氏やトレーナーのフレディ・ローチ(Freddie Roach)氏など、パッキャオに非常に近い人間の中には、現役を続けてほしいと考えている者はいる。

 ローチ氏は、「これがラストマッチだとは思いたくない。私の見る限り、マニーはまだかなりの余力を残している。かなり面白い試合をもう何回かやれるはずだ」と話した。

 さらに同氏は、2015年に引退したフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)との「世紀の一戦」第2ラウンドの実現もあきらめていない。パッキャオは大差の判定でメイウェザーに敗れたが、肩の負傷で本調子ではなかったと試合後に明かしている。

 ローチ氏は、「メイウェザーとの再戦はあるかって?そうであってほしいと思っている。第1戦の内容はがっかりだったからね。肩の影響が大きかったのかもしれない。しかし、次はもっとやれるはずだし、メイウェザーにも勝てると思う」と話した。(c)AFP/Rob Woollard