【3月31日 AFP】(更新)ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)南郊で30日、国立公園敷地外で人を襲い負傷させた雄ライオンが、ケニア野生生物公社(KWS)に射殺された。国立公園敷地外をさまよい歩くライオンが目撃されたのは今年に入ってから4回目。ライオンが人を襲い負傷させたケースとしては過去2週間で2例目となった。

 ライオンは、ナイロビ南郊イシンヤ(Isinya)で同日朝に発見された。国立公園からさまよい出たとみられ、一目見ようと周囲には大勢の人が集まった。国立公園周辺にはフェンスが設置してあるが、野生動物が餌を求めて移動できるよう完全には囲んでいないという。

 同地域は、アフリカで最も急速に開発が進んでいる場所の一つで、ライオン生息地への影響も出ている。(c)AFP