【3月30日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)の南米予選は29日、第6節の試合が各地で行われ、アルゼンチンはリオネル・メッシ(Lionel Messi)の代表通算50得点目などで、ボリビアから2-0の勝利を収めた。

 コルドバ(Cordoba)にボリビアを迎えたアルゼンチンは、前半20分過ぎにガブリエル・メルカド(Gabriel Mercado)の2試合連続ゴールで先制すると、直後にはメッシがPKで追加点を挙げた。

 24日の第5節では、敵地サンティアゴ(Santiago)でチリとの激闘を制しているアルゼンチンは、これで3連勝。6試合を終えて勝ち点を11に伸ばし、自動出場圏内の3位に順位を上げた。

 メッシは、「ボリビアとチリに連勝するのが目標だった。順位表の下の方から上がってきた形だけど、まだまだ先は長い」と話した。

 一方、パラグアイとのアウェーゲームに臨んだブラジルは、試合終了直前にダニエウ・アウベス(Daniel Alves)が同点ゴールを決めて2-2の引き分けに持ち込んだものの、予選突破へ苦しい戦いが続いている。

 前節は、本拠地でウルグアイを相手に2点差を追いつかれての引き分けというふがいない結果に終わり、そこからの巻き返しに意欲を燃やしていたブラジルだったが、ダリオ・レスカノ(Dario Lezcano)とエドガル・ベニテス(Edgar Benitez)にゴールを許し、この日は2点のビハインドを背負ってしまった。

 それでも、そのまま敗色濃厚かに思われた後半34分、リカルド・オリベイラ(Ricardo Oliveira)の右足シュートが決まり、同点に向けた希望の灯り(あかり)をつけると、ここが勝負どころとみたブラジルは、ゴールを目指して一気に攻勢に出た。

 そして迎えた後半ロスタイム2分、右サイドでのウィリアン(Willian Borges da Silva)のボールキープから、ペナルティーエリア内でパスを受けたアウベスが狙いすましたシュートを突き刺した。

 ブラジルは、6試合を終えて勝ち点9の6位となっている。南米予選では、勝ち点13のウルグアイとエクアドルが首位に立ち、同11のアルゼンチンが3位。同10のチリとコロンビアがそれぞれ4位、5位につけている。(c)AFP