【3月29日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2016)は28日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第6シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-2、6-2で第27シードのアレクサンドル・ドルゴポロフ(Alexandr Dolgopolov、ウクライナ)に快勝し、4回戦に駒を進めた。

 アジアナンバーワンの26歳である錦織は、わずか1時間11分でドルゴポロフを退けると、8強入りを懸けて、好調のロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)と対戦することが決まった。バウティスタ・アグトは、今季すでに2大会を制しているだけでなく、同日の試合では格上のジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)を下し、3回戦を突破している。

「とても堅実な試合ができた」と振り返った錦織は、「トップ10になると、全選手がベストを尽くそうと向かってくるので、試合も大変になります。僕は集中を保って、いつでも自分のテニスができるようにしなければなりません。今はそれができていると思います」とコメントした。

 この日、最初のサービスゲームをブレークされた錦織だが、次のゲームでは、相手のダブルフォールトにも助けられ、ブレークバックに成功。第4ゲームと第8ゲームでもドルゴポロフのサービスを破った錦織は、難なく第1セットを先取した。

 第2セットに入っても流れは変わらず、決定的なブレークで3-1とリードした錦織が、最終ゲームでブレークチャンスと共にマッチポイントを迎える。最後はドルゴポロフがバックハンドをネットにかけ、試合に決着がついた。(c)AFP/Jim SLATER