【3月28日 AFP】米交流サイト(SNS)大手のフェイスブック(Facebook)は27日、パキスタンで同日発生した自爆攻撃を受けてユーザー同士が互いの無事を確認できる「セーフティーチェック」機能を起動させた際、安否確認メッセージが無関係の国々にも送信される不具合があったとして謝罪した。

 セーフティーチェック機能は、テロ攻撃や自然災害が起きた場合に現場近くの地域にいるフェイスブック利用者に対して安否を問うメッセージを送り、ユーザーの返事をフェイスブック上の「友達」に通知するサービス。

 しかし、27日の安否確認メッセージは米ハワイ(Hawaii)州のホノルル(Honolulu)や、ベルギーのブリュッセル(Brussels)、エジプトのカイロ(Cairo)、香港(Hong Kong)など事件とは全く関係ない地域のユーザーにも送信され、多くの利用者を困惑させた。

 フェイスブックはインターネット上で発表した声明で「この種の不具合は、われわれの意図に反するものだ。直ちに問題解決に着手した。今回、安否確認通知を誤って受信した皆さんにおわびする」と謝罪した。

 パキスタン東部ラホール(Lahore)でこの日起きた自爆攻撃は、キリスト教の祭日「イースター(Easter、復活祭)」を祝う人々でにぎわう公園が狙われ、少なくとも65人が死亡、数百人が負傷した。(c)AFP