【3月25日 AFP】イラク軍は24日、民兵部隊と共に、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が支配する国内第2の都市、北部モスル(Mosul)の奪還作戦を開始したと発表した。ただ、モスルはISがイラクに持つ主要拠点だけに、長期にわたる難しい戦いを強いられそうだ。

 イラク合同作戦司令部の声明によると、軍と民兵部隊はモスルを州都とするニナワ(Nineveh)州での制圧作戦の第1段階に着手し、4村を取り戻した。これらの村は現在もIS支配下にあるケイヤラ(Qayyarah)と、米国の支援を受けるイラク部隊が集結しているマフムル(Makhmur)の間に位置する。

 イラク軍は最近、中西部アンバル(Anbar)州の州都ラマディ(Ramadi)を奪還するなどISとの戦いで重要な成果をあげている。(c)AFP/Ammar Karim