【3月20日 AFP】16F1開幕戦、オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2016)は20日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が優勝を飾った。

 ロズベルグは、ポールポジションを獲得したチームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)のスロースタートに乗じると、タイヤの選択でフェラーリ(Ferrari)勢を出し抜き、開幕戦を制した。

 ハミルトンを約8秒差に抑え、昨季終盤の3連勝に続く優勝を飾ったロズベルグは、通算勝利数を15に伸ばしている。

 フェラーリのセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)はスタート直後にトップに立ち、36周目でのタイヤチェンジ前には、スーパーソフトタイヤでメルセデス勢よりも速いラップタイムを刻んでいたが、3位に終わった。

 レース中には、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が、高速で恐ろしいクラッシュを起こしたものの、マシンから自力で立ち去った。また、フェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)のマシンがピットレーンで炎を上げる場面もあった。

 これで、メルセデスは直近の39レースで33勝目となっている。ドライバーズ選手権で過去2年ハミルトンの後塵を拝しているロズベルグに取っては甘美な勝利となった。

 地元グランプリとなったレッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が4位、ウィリアムズ(Williams)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が5位、ハースHaas)のロマン・グロージャン(Romain Grosjean)が6位に入った。(c)AFP