【3月20日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2016)は19日、最終第5節の試合が行われ、イングランドは31-21でフランスに勝利。不本意な成績に終わったW杯(Rugby World Cup 2015)から、エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)の下で復活を遂げたイングランドは、全勝優勝(グランドスラム)を達成した。

 イングランドはスチュアート・ランカスター(Stuart Lancaster)前HCの後任にジョーンズHCが就任して以降、今大会でスコットランド(15-9)、イタリア(40-9)、アイルランド(21-10)、ウェールズ(25-21)を次々と退け、フランス戦の勝利を含め5連勝を飾っている。

 イングランドにとっては、W杯で優勝した2003年以来のグランドスラム達成となったが、この年のW杯決勝で対戦したオーストラリアは、くしくもジョーンズHCが指揮官を務めていた。

 ジョーンズHCは英国放送協会(BBC)に対し、「選手を誇りに思う。われわれはベストな状態ではなかったが、最後まで戦い抜いた。勝利にふさわしい」と語っている。

「チームで成し遂げた偉業だ。(主将の)ディラン・ハートリー(Dylan Hartley)の活躍は見事で、とても良い仕事をした」

「ビリー・ヴニポラ(Billy Vunipola)、マイク・ブラウン(Mike Brown)、オーウェン・ファレル(Owen Farrell)は、ジェームス・ハスケル(James Haskell)、クリス・ロブショウ(Chris Robshaw)と一緒に彼(ハートリー)をよく支えてくれた。中心選手の結束は固かった」

(c)AFP/Luke PHILLIPS