【3月19日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2016)は18日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第5シードの錦織圭(Kei Nishikori)は4-6、3-6で第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に敗れた。

 2007年、09年、13年と大会制覇の経験を持つ世界ランク5位のナダルは、4度目の優勝を目指す中、錦織を圧倒した。

 同6位の錦織戦を終えてナダルは、「トップ10の選手を倒したことは自信のためにも重要だ」と語った。

「明日もまたトップ選手と戦うことができるから、それを楽しみたい」

 これまで14度の四大大会(グランドスラム)制覇を遂げてはいるものの、最後のタイトルからは約1年半以上遠ざかっているナダルは、衰退期に入ったとの臆測を一段落させたいと考えている。

「精神的な強さ、理想的な活力を感じている。すべてのショットについていけるし、試合を通じて自分を信じることができる」

 錦織から四つのブレークを奪ったナダルは、エースが2本にとどまったものの、ファーストサーブのポイント率は62パーセントと、サービスに気を配っていた。

 約1時間30分で試合を制したナダルは「彼(錦織)は滑り出しが良かった。その後ファーストサーブでのミスが出始めて、セカンドサービスをうまく返すことができた。自分のサービスも良かった」とコメントした。

 ナダルは、直近の対戦で錦織に黒星を喫した昨年のロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2015)でのリベンジを果たし、通算の対戦成績を8勝1敗としている。

 ナダルは次戦の準決勝で、第7シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)を7-6、7-6で退けた第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と対戦する。(c)AFP