【3月18日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)でレース責任者を務めるチャーリー・ホワイティング(Charlie Whiting)氏は18日、今季からの無線通信の制限について擁護し、ドライバーとチームの「興味をそそる」やりとりがなくなるわけではないと語った。

 数人のドライバーが懸念を示す中、ホワイティング氏は、新たな規制はチーム側がレースに影響を与えすぎないようにすることを意図したものだと説明した。

 国際自動車連盟(FIA)で技術部門、規則部門の最高責任者を務めるホワイティング氏は「われわれがやろうとしていることは、誰からの指示も受けずに、ドライバーが自分自身でドライブする。そういったシンプルなものです」と語った。

「チームはできる限り多くの情報をドライバーに届けようと懸命になるだろうが、規則の範囲で続けてもらいたい」

「多くのテレビ視聴者から、ドライバーがエンジニアから絶え間なく助言を聞いているのにはうんざりしたとの不満を多くもらった。それが今回の件の根本だ」

「興味をそそるコメントを今後も耳にすることはできるだろう。トラック上でだれかが愚かな行動をすれば、ドライバーが、ばかだなんだと言うことはね。そういったことは皆さん(テレビ視聴者)が求める類いのものだ」

 無線の通信、さらには暗号化されたメッセージも新規則に違反していないかが確認されることになる。

 ホワイティング氏は、「暗号化されたメッセージには少し注意を払わなければなりません」と続けた。

「メッセージが奇妙に聞こえるなどの疑惑があった場合、マシンからのデータを見て、ドライバーが暗号に対する反応を示しているかどうかを確認します」

「次のレースで同様のメッセージが聞かれた場合には同様の動きを確認して、知識を築いていくことになります」

 チーム側はドライバーにコミュニケーションを図ることができる31項目のリストを渡されているが、ドライバーは何を口に出しても構わない。

 ホワイティング氏はまた、小さな違反に関しては警告が与えられ、違反が深刻な場合はタイム・ペナルティーが科される可能性もあるとしている。(c)AFP