豪選手団長が問題児2人に警告、「リオでやったら強制送還」
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【3月17日 AFP】リオデジャネイロ五輪でオーストラリア選手団の団長を務めるキティ・チラー(Kitty Chiller)氏が16日、五輪での問題行動は許さないと同国のテニス協会(Tennis Australia)に警告した。
個人名こそ出していないものの、これは明らかに、軽率な行動が目立つニック・キリオス(Nick Kyrgios)とバーナード・トミック(Bernard Tomic)にくぎを刺す発言だとみられる。
チラー氏は、「われわれが求める基準にそぐわない者がいた場合、いざとなれば、それなりの措置を講じることも辞さない。自分の立場を理解しない選手がいれば、オーストラリアに送還する」と話した。
チラー氏がこう話したきっかけは、両選手が今月上旬、コート内外で舌戦を繰り広げたことにある。国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2016)に出場していたトミックが、キリオスは「仮病」で大会をさぼったと愚痴を漏らすと、キリオスもすぐにソーシャルメディアでやり返していた。
トミックは昨年、豪テニス協会ともめごとを起こして代表から外されていたほか、米マイアミ(Miami)のホテルでらんちき騒ぎをして警察に捕まったこともある。
一方のキリオスは問題発言を連発しており、昨年、スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)の恋人を侮辱する発言をした際には、猶予付きながら、28日間の出場停止と2万5000ドル(当時約300万円)の罰金を科された。(c)AFP