【3月16日 AFP】パキスタン北西部ペシャワル(Peshawar)サダル(Saddar)で16日、政府職員を乗せていたバスが爆発し、少なくとも16人が死亡、24人以上が負傷した。当局が発表した。死傷者はさらに増える恐れがあるとみられている。

 現場は人出の多い商業地区。職場に向かう政府職員らがバスに乗り込んでいたところ爆発が起きた。

 AFPの取材に応じた警察幹部は「政府職員用のバスの中で爆発が起き、少なくとも16人が死亡、24人以上が負傷した」と述べた。別の警察官や病院関係者も、この死者数で間違いないとしている。別の警察幹部によると、バスには北西部のマルダン(Mardan)からペシャワルに向かっていた。

 爆発物処理に関わる当局者によると、遠隔操作による起爆装置の付いた重量4キログラムのIED(即席爆弾)が爆発した。IEDはバスのガスボンベ付近に仕掛けられていたため、爆発の規模が拡大したという。この爆発で犯行声明は出ていない。(c)AFP