【3月15日 AFP】米グーグル(Google)傘下の企業が開発した囲碁の人工知能(AI)「アルファ碁(AlphaGo)」と、韓国のプロ囲碁棋士・李世ドル(イ・セドル、Lee Se-Dol)氏(33)との間で行われてきた5番勝負が、15日に最終局を迎え、アルファ碁が勝利した。これで全5戦の戦績は、アルファ碁の4勝1敗となった。

 13日に行われた第4局では、3連敗していた李氏が一矢を報いたが、韓国・ソウル(Seoul)で行われた最終局でアルファ碁は、破壊的な強さを取り戻し、人工知能の「直感」を生かして李氏を破った。

 5時間に及んだ対局の後、投了した李氏は動揺した様子で頭を抱え込んだ。18の国際的なタイトルを保持し、現代最強の棋士の一人に数えられる李氏にとっては、悔しい幕切れとなった。(c)AFP