■戦闘に参加させられる子供の増加に懸念

 この他に報告書は、武装勢力に動員される子供が増えていることに特に懸念を示した。各勢力からプレゼントや最高で月額400ドル(約4万5000円)の「給料」を提示されて戦闘に加わるよう盛んに勧誘されたという子供たちからの報告もあるという。

 報告書によると武装勢力に加入させられた子供たちは2014年以降、大幅に低年齢化しており、7歳の子供も複数いた。

 ユニセフが確認した15歳未満の子供が武装勢力に採用されたケースは2014年には20%に満たなかったが、2015年は半数を超えた。

 これらの子供たちは、軍事訓練を受けて実際に戦闘に参加したり、前線で生命の危険がある任務に就いたりしているとユニセフは指摘している。(c)AFP