【3月14日 AFP】自転車ロードレース、パリ~ニース(Paris-Nice 2016)は13日、最終第7ステージ(ニースからニース、134キロメートル)が行われ、ロット・ソウダル(Lotto Soudal)のティム・ウェレンス(Tim Wellens、ベルギー)がステージ優勝を果たし、チームスカイ(Team Sky)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)が自身初の総合優勝に輝いた。

 第6ステージでオリカ・グリーンエッジ(Orica GreenEDGE)のマイケル・マシューズ(Michael Matthews、オーストラリア)から総合トップのイエロージャージーを奪取したトーマスは、ツール・ド・フランス(Tour de France)で通算2度の総合優勝を誇るティンコフ(Tinkoff)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)をわずか4秒差で振り切り、「太陽へ向かうレース」として知られる大会を制した。

 2位に4秒差をつけての総合優勝は、ダヴィデ・レベッリン (Davide Rebellin、イタリア)が同胞のリナルド・ノチェンティーニ(Rinaldo Nocentini)を3秒差で制した2008年大会に次ぐ歴代2位の僅差となる。

 英ウェールズ(Wales)出身で29歳のトーマスが手にしたキャリア最高の勝利は、チームスカイにとって通算5度目のパリ~ニース出場で4回目の大会制覇となった。

 また、英国人ライダーが総合優勝を果たしたのは、1967年のトム・シンプソン(Tom Simpson)氏と2012年のブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins)に続き、史上3人目となった。(c)AFP