【3月13日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)のジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)は12日、この日行われたイングランドFAカップ(FA Cup 2015-16)準々決勝のエバートン(Everton)戦で、ギャレス・バリー(Gareth Barry)にかみついてはいないと主張した。

 コスタはエバートン戦の後半39分、言い争いの中でバリーに頭を押しつけると、首元にかみつくような素振りを見せ、マイケル・オリバー(Michael Oliver)主審に退場を命じられた。

 しかし、この試合に0-2で敗れたチェルシーが今季のタイトルを獲得する可能性が消えた後、コスタは反則行為はなかったと譲らなかった。

 チェルシーは声明で「ディエゴは、試合後にクラブのスタッフに対し、レッドカードにつながったギャレス・バリーのタックルに対する、自身のリアクションを後悔していると明かした」と発表した。

「しかしジエゴは、あの騒ぎの間にバリーをかんではいないことを、はっきりさせている」

 チェルシーのフース・ヒディンク(Guus Hiddink)暫定監督は、チェルシー加入後初の退場処分を受けたコスタを非難せず、ハリウッド映画の『N.Y.式ハッピー・セラピー(Anger Management)』を引き合いに出し、この件を一笑に付した。

 カウンセリングを求める選手に何とアドバイスをするかとの質問にヒディンク監督は「そういう映画があったね」と応じた。

「私はあの映画を見た。(コスタと)一緒に見ることになるかもしれない。自分の意見については公平ではありたいが、(件の場面を)まだ見ていないんだ」

 コスタへのイングランドサッカー協会(FA)の処分は、オリバー主審の報告をもって左右されることになる。(c)AFP