【3月10日 AFP】ドーピング違反を認めたマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)の告白に揺れる女子テニス界は、この問題でどのような処分が下されるのか経緯を見守っている。

 米カリフォルニア(California)州南部のインディアンウェルズ(Indian Wells)で9日に開幕したBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2016)の大会ロッカールームでは、シャラポワが禁止薬物のメルドニウム(Meldonium)に陽性反応を示したことが話題になっている。

 通算2度のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)制覇を誇るぺトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が「衝撃を受けた」とコメントする一方で、世界ランク3位のアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)は「テニスにとって悲しい日」と表現した。

 クビトバは禁止リストに記載されている薬物について十分に注意を払わなかったシャラポワについて、「重大なミス」を犯したと話した。

「私たちは自分たちの体に摂取するものについて、すべて知っているべきです。あれは重大なミスでした。彼女に責任があります」

 一方、7日にニュースが流れた際、大会に備えて出場選手らと練習に臨み、インディアンウェルズのロッカールームにいたというラドワンスカはこの日、「テニスにとって悲しい日になりました」とすると、「誰も予想していませんでした。私たちは全員、この問題がどうなるのか見守っています」と明かした。(c)AFP