エナン氏とサフィン氏がテニス殿堂入り、2000年代に活躍
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【3月9日 AFP】国際テニス殿堂(International Tennis Hall of Fame)は8日、ベルギーのジュスティーヌ・エナン(Justine Henin)氏、ロシアのマラト・サフィン(Marat Safin)氏らの殿堂入りが決まったと発表した。
元世界女王のエナン氏は、四大大会(グランドスラム)のシングルスで7勝を挙げ、117週にわたってWTAランキング1位を保持した経験を持つ。一方で元男子1位のサフィン氏は、グランドスラム2勝を挙げ、ATPのランキングで9週間首位に立った。
故人では、1984年に68歳で死去したフランスのイボン・ペトラ(Yvon Petra)氏、2001年に88歳で死去した英国のマーガレット・スクリブン(Margaret Scriven)氏も殿堂入りが決まった。
4人の殿堂入り式典は7月16日、テニス殿堂選手権(Hall of Fame Tennis Championships)の会場で行われる。
ベルギーの選手が殿堂入りを果たすのは、今回のエナン氏が初めて。現在33歳の同氏は、2004年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)、2003年と2007年の全米オープン(US Open Tennis Championships)、2003年と、2005年から3連覇を果たした全仏オープン(French Open)を含め、シングルスで通算43勝を挙げ、2011年に現役を引退した。
エナン氏は、「大変な名誉です」と殿堂入りを喜んだ。
「テニスを始めた5歳の頃の夢は、チャンピオンになることでした。それからさまざまな出来事があり、私の夢はすべてかないました。グランドスラムで7回優勝し、テニスを続ける中でたくさんの感動を味わいました。そのすべてが、今も私の人生でとても大きな意味を持っています」
サフィン氏も、ロシアの選手としては初となる殿堂入りを果たした。サフィン氏は現在36歳。2000年の全米オープン、2005年の全豪オープンを含むキャリア通算15勝を挙げ、2009年に現役を退いた。
サフィン氏は、「殿堂入りができて、とても幸せです」と話した。
「名誉の殿堂の一員になるのは、すべてのアスリートの夢です。心から光栄ですし、ロシアのテニスを代表して、競技史に名を残す偉大なチャンピオンたちに肩を並べられたことを誇りに思います」
(c)AFP