【3月7日 AFP】インド北部ムンバイ(Mumbai)の郊外で6日、誕生日を祝いに一緒に出かけたとみられるナイジェリア人の友人同士が、サッカーのリオネル・メッシ(Lionel Messi)選手とクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)選手のどちらが世界で最も優れたサッカー選手かをめぐって口論となり、割れた瓶で刺された男性が死亡した。

 7日の現地警察発表によると、ムンバイ郊外のナラソパラ(Nallasopara)で前夜、ナイジェリア人のオビナ・ドゥルムチュク(Obina Durumchukwu)さん(34)が、同じナイジェリア出身のマイケル・チュクマ(Michael Chukwuma)容疑者(21)に刺されて死亡した。

 2人は友人同士で、1人はサッカー・スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するメッシ選手がのファンで、もう1人は同レアル・マドリード(Real Madrid)に所属するロナウド選手のファンだった。

 2人はドゥルムチュクさんの誕生日を祝おうとして5日の夜に一緒に出かけたようだが、翌朝になると、サッカーをめぐる口論が悲劇に変わった。

 警察によれば、口論はやがてけんかとなり、ドゥルムチュクさんがチュクマ容疑者の顔にグラスを投げつけた。割れたグラスで軽いけがをしたチュクマ容疑者はこのグラスを手に取って、ドゥルムチュクさんに突き刺した。ドゥルムチュクさんは出血多量で死亡した。チュクマ容疑者は殺人罪を問われている。(c)AFP