【3月7日 AFP】2015-16アルペンスキーW杯は6日、スロベニアのクランスカ・ゴーラ(Kranjska Gora)で男子回転第10戦が行われ、事実上の総合優勝を決めているマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)が優勝を飾り、ヘンリク・クリストファーセン(Henrik Kristoffersen、ノルウェー)の種目別優勝が確定した。

 クリストファーセンは5日、まだ残っている今季のスピード系種目を欠場すると表明したため、ヒルシャーの5年連続となる総合優勝のクリスタルグローブ獲得が確実となっていた。

 しかし、クリストファーセンは今回のレースでトップに0秒81差の2位に入り、同種目の最終戦を残してリードを111ポイントに広げたため、ヒルシャーが3連覇を果たしていた回転の種目別タイトルを手にした。

 今季12回目の表彰台入りを果たした21歳のクリストファーセンは、「信じられないよ。僕にとって初めてのクリスタルグローブだ」とコメントした。

 ヒルシャーは5日に行われた大回転も制しており、今回の連勝でW杯今季8勝目を挙げている。

 今季はアクセル・ルンド・スビンダル(Aksel Lund Svindal、ノルウェー)が重傷でシーズン絶望になり、ヒルシャーが総合優勝争いで優位に立っていた。

 3位にはイタリアのステファノ・グロス(Stefano Gross)が入った。(c)AFP