指揮官として初のデ杯に臨んだヒューイット監督は、キリオスは本当に病気でこの対戦に出場するのは不可能だったと明かした。

「われわれがニックを外した。彼はここにやってきて、出場するために全力を尽くしていた。彼の病気は間違いないことだ」

「対戦の組み合わせ抽選が行われる前に、出場選手登録をしなければならなかったので、3日に体調の検査をしたが、医療スタッフに無理だと言われた」

「バーニー(トミック)もこの数週間は100パーセントの状態ではなかったが、ここでの試合では100パーセントを出し切ってくれて、求めたことをやってくれた」

「ニックにはここでしっかり準備をしてもらうように頼んで、彼はそれに応じた。その後、医療スタッフに無理だと言われたんだ。私からすれば、彼らはともに私が求めたことをしっかりとやってくれた」

 そんな中、デ杯の豪代表元暫定監督のワリー・マズア(Wally Masur)氏は、両選手は近しい友人であり、トミックの批判が長く尾を引く問題にはならないとして、確執を否定した。

 マズア氏は7日、豪フォックス・スポーツ(Fox Sports)に対し「起きたことは起きたことです。私としては、2人がこの5日後に行われるインディアンウェルズに出ることが一番です。とにかくロッカールームで顔を合わせて、握手をして、仲良くやっていけば良い」とコメントした。

「9月までわれわれにはデビスカップはありません。水に流すための時間は十分にあります」

(c)AFP