【3月7日 AFP】イラク首都バグダッド(Baghdad)南郊のヒッラ(Hilla)にある検問所で6日、トラックを使った自爆攻撃があり、47人が死亡した。イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。

 爆発は6日午後1時(日本時間同7時)ごろ、町の北側の入り口に当たる検問所で発生。治安部隊が配置されていた検問所は完全に破壊された。

 爆発があったのは通常、車が数珠つなぎになって検査を待っている時間帯だ。地元の治安当局幹部は「自爆攻撃は交通量が多い時に起きた」としている。

 地元病院の医師によると、死者47人のうち約20人は治安要員。このほかに少なくとも72人が負傷した。死者数はイラクで今年に入って起きた車爆弾攻撃によるものとしては最多となった。

 ISは犯行声明で「ラフィダ(シーア派(Shiite)に対する軽蔑的名称)は、戦いが始まったばかりであることを認識しなければならない。最悪の事態はこれからだ」と威嚇している。(c)AFP/Abbas al-Ani