【3月7日 MODE PRESS】リアリティー番組への出演で有名となり、性転換前はブルース・ジェンナー（Bruce Jenner）として知られていた元米五輪金メダリストのケイトリン・ジェンナー（Caitlyn Jenner）が、コスメブランド「M・A・C（メイクアップ・アート・コスメティックス）」が新たに発売するローズリップスティック「ファイナリー・フリー（Finally Free、ついに自由に）」の広告塔を担うことになった。

　収益の全額がトランスジェンダー（性別越境者）のコミュニティーを支援する「M・A・Cエイズ基金トランスジェンダー・イニシアティブ（MAC AIDS Fund Transgender Initiative）」の支援に充てられる。

　M・A・Cのウェブサイト上に掲載された声明でケイトリンは「M・A・Cは私に声を掛けてくれた最初の会社。私は、大きなコミットメントを辞さない企業が実際にいることに気付きました。『ビバグラム（Viva Glam）』キャンペーンのことは知っていて、主にエイズやHIVの事業に収益が寄付されているのも見ていたので、トランスジェンダーの問題に対しても興味を持ってくれないかと思っていました。なぜなら、私たちには資金が必要なので。M・A・Cはグローバル企業。事業を展開している世界各地では今、トランスジェンダーの問題、ひいては女性問題が、議論が必要な大きなトピックになっている」と述べている。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS