【3月3日 AFP】UCIトラック世界選手権(2016 Track Cycling World Championships)が2日、英ロンドン(London)で開幕。女子チームスプリントでは、中国チームがトップタイムを出し、連覇を達成したかに見えたが、レース終了後、反則行為による降格処分が下された。これに激怒したフランス人コーチがテーブルをたたき、骨折が疑われるほどの重傷を負っている。

 中国の宮金傑(Jinjie Gong)/鍾天使(Tianshi Zhong)組は、ロシアを抑えて圧倒的な形で連覇を果たしたかに見えたが、レースで交代のタイミングに反則があったとして、銀メダルに降格となった。

 いら立ちのあまり物に当たったブノワ・ベトゥ(Benoit Vetu)コーチは、右手に包帯を巻き、「これがルール。しかしそのルールは無意味だ」とすると、「1ミリ早かった、それだけだ。1ミリだよ」と不満をあらわにし、レントゲン検査のために会場を去った。

 この結果、2番手だったロシアが繰り上げで金メダルを獲得している。(c)AFP