【2月28日 AFP】有名芸能人や元スポーツ選手がウィンタースポーツに挑戦する英テレビ局チャンネル4(Channel 4)の番組「ザ・ジャンプ(The Jump)」で、27日に新たに1人が降板を表明した。同番組では出演者が負傷する事態が相次いでいる。

「ザ・ジャンプ」ではこれまで、ラグビー元イングランド代表のベン・コーエン(Ben Cohen)さんが歯を2本折り、20針縫うけがをした他、元五輪体操選手のベス・トウェドル(Beth Tweddle)さんは首の手術が必要になり、同じく元五輪水泳選手のレベッカ・アドリントン(Rebecca Adlington)さんは肩を負傷した。

 コーエンさんは今週、オーストリアのアルプス(Alps)山脈での収録で番組に復帰したが、トウェドルさんとアドリントンさんは降板。アドリントンさんは、けがによる痛みは「陣痛よりひどい」と述べている。

 さらに、女性ポップグループ「ガールズ・アラウド(Girls Aloud)」の元メンバーであるサラ・ハーディング(Sarah Harding)さんも、靱帯(じんたい)断裂で番組を降板すると表明した。

 これに先立ち、女優のティナ・ホブリー(Tina Hobley)さんが、ひじの脱臼と腕の骨折2か所を理由に番組を離脱。また、リアリティー番組で有名なマークフランシス・バンデリ(Mark-Francis Vandelli)さんも、足首を骨折したため降板した。

「ザ・ジャンプ」は現在3シリーズ目で、今年は出演者が、2階建てバス3台分の高さの特設ジャンプ台からスキージャンプに挑戦している。(c)AFP