■代表チームの成功には否定的な見解も

 イングランドのクラブが資金の大半をつぎ込む夏の移籍市場と比べ、冬の移籍市場は規模が小さい。しかし、上海(Shanghai)のブランドマネジメントグループで、スポーツビジネスのディレクターを務めるデビッド・ホーンビー(David Hornby)氏は、中国スーパーリーグが移籍市場全体でナンバー1になることを想像するのは難しいことではないと話す。

「投資がペースダウンするという見解には何の根拠もない。中国では彼らがその気になれば、すべてのことが起こりうる」

 しかし、多額の資金投資、政治の関与、外国人タレントといった要素が中国代表の強化につながるかどうかについては、専門家の間でも意見が分かれている。

 元イングランド代表監督のスベン・ゴラン・エリクソン(Sven-Goran Eriksson)氏は先日、若手育成への投資が才能の発掘につながるとして、今後10年か15年以内に中国が「W杯で優勝を狙える」とコメントしている。

 これに対して、北京(Beijing)在住のスポーツブロガー、マーク・ドライヤー(Mark Dreyer)氏は、「私が生きているうちに中国のW杯優勝が見られるとは思わない。外国人スター選手との契約は、中国人選手のレベルの向上につながらないだろう」として、悲観的な意見を述べた。

「もしこの爆買いがサッカーへの関心を高め、それがファンの裾野を拡大し、もしそこで生まれた収入がユースアカデミーといった分野に正しく費やされるのであれば、中国サッカーにとって長期的なメリットになる。しかし、そこには多くの『もし』が存在する」

(c)AFP/Ben Dooley