【2月27日 AFP】米大リーグ(MLB)機構は26日、禁止されている運動能力強化薬物ボルデノン(boldenone)の陽性反応が出たクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)のエイブラハム・アルモンテ(Abraham Almonte)外野手に対し、80試合の出場停止処分を科した。

 アルモンテから陽性反応が示されたのは今回が初めてで、春季キャンプに参加することは可能だが、2016年シーズンの開幕から出場停止の処分が適用されるため、今季は7月まで試合に出られず、シーズンの半分を欠場することになる。

 インディアンスは声明を発表し、アルモンテの出場停止処分について失望を示した上で、「競技から運動能力向上薬を除外しようとする米大リーグ機構の反ドーピング方針とその努力を無条件に支持する」とコメントした。

 ドミニカ共和国出身で26歳のアルモンテは、メジャー3年間で通算打率2割4分4厘、10本塁打、48打点の成績を残している。

 アルモンテは2013年にシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)でMLBデビューを果たすと、昨季はインディアンスとサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)でプレーし、計82試合で打率2割5分、5本塁打を記録した。(c)AFP