【2月26日 AFP】停戦を目前に控えたシリアで26日、ロシア軍機が反体制派の拠点に対して激しい空爆を行った。在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が発表した。

 同監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表は「昨夜からけさにかけて、ダマスカス(Damascus)東部の東グータ(Eastern Ghouta)地区、ホムス(Homs)県北部、アレッポ(Aleppo)県西部などにある反体制派の拠点に対し、ロシア軍が普段よりも激しい空爆を行った」と語った。

 シリア政府軍と反体制派の間の暫定停戦は、現地時間の27日午前0時(日本時間同7時)に発効する。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装組織「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」は停戦に加わっていない。(c)AFP