【2月24日 AFP】暇を持て余し、残業代欲しさもあって自分で山火事を何度も起こした米カリフォルニア(California)州の元消防士に23日、放火の罪で禁錮5年の判決が言い渡された。

 判決を受けたのはベンジャミン・クーニャ(Benjamim Cunha)被告(33)。カリフォルニア州森林保護・防火局(Cal Fire)に対する24万6832ドル(約2800万円)の賠償も命じられた。

 警察の記録によると、被告は2006年と2007年の夏、少なくとも計30件の放火を行い、うち2件では火が連邦政府所有地にも広がった。火災の中には時限式発火装置を使って起こされたものもあった。

 当局によれば、被告は放火を始めた理由について、退屈していた上、その消火活動によって残業代を稼ぎたかったためという趣旨の説明をした。また同僚にいいところを見せたかったともいう。(c)AFP