【2月24日 AFP】ドイツ・ミュンヘン(Munich)の警察当局は23日、独ブンデスリーガ(Bundesliga)のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に爆破予告を行い、現金とダイヤモンドを脅し取ろうとしたとして、銀行強盗の罪で服役したことがある男(63)を逮捕したことを明らかにした。

 バイエルン・ミュンヘンは今月9日と15日、現金100万ユーロ(約1億2000万円)と200万ユーロ(約2億5000万円)相当のダイヤモンドを差し出さなければ、爆弾や小型無人機(ドローン)を使うというあいまいな内容の手紙を2通受け取ったという。

 ミュンヘン警察は22日に男を逮捕。逮捕された男は、1999年に銀行強盗の17の罪で禁錮13年の刑を言い渡され、2009年に仮釈放されたと供述しているという。

 男は1990年代にミュンヘンで、銀行に押し入って人質を取り、ほうきの柄でドアが開かないようにした上で現金を奪って逃げるという手口で強盗を繰り返し「ほうき強盗」の異名を取った。一連の強盗事件で数百万ユーロを手にしたという。警察当局によれば、男は23日に裁判所に出廷した。(c)AFP