指揮官とレジェンドの衝突に揺れるローマ、下位パレルモに大勝
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【2月22日 AFP】15-16イタリア・セリエAは21日、第26節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)は5-0でパレルモ(US Citta di Palermo)に大勝し、リーグ戦5連勝を飾った。
モハメド・サラー(Mohamed Salah)とエディン・ジェコ(Edin Dzeko)がそれぞれ2ゴールを挙げたローマは、後半に得点を重ねて大勝し、インテル(Inter Milan)から4位の座を奪い返すとともに、首位ユベントス(Juventus)との勝ち点差を8に縮めた。欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権が得られる3位につけるフィオレンティーナ(Fiorentina)とは、同2差に肉薄している。
試合自体は下位に沈むチーム相手の簡単なものだったかもしれないが、ルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督とチームの象徴フランチェスコ・トッティ(Francesco Totti)の確執が大きく取り沙汰されたことで、試合へ向けた準備は予定通りにはいかなかった。
長引いていた負傷がようやく癒えたトッティは、この試合で久しぶりの先発に入ることが予定されていた。しかし、トッティがスパレッティ監督に「敬意と透明性」を求めると発言したテレビのインタビューが放送されると、試合当日の朝、トッティはいきなり試合のメンバーから除外された。
ローマ一筋で23シーズンを過ごしてきたトッティは、今年が最後のシーズンになる可能性も指摘されている。トッティが観客席の座席につくと、半分ほどしか埋まらなかった本拠地スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)にはクラブのレジェンドを支持する歌が響き、「Il Re di Roma(ローマの王)」と書かれた横断幕も掲げられた。
両者の確執の影響はまだ消えていないが、スパレッティ監督は、チームの「秩序は戻った」と発言し、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)で「トッティは瞬間的には憤慨していたが、それは状況次第では起こり得ること」とコメントした。
「チームにはルールがあり、トッティの発言を見過ごすわけにはいかなかった。チームに秩序を取り戻す必要があり、私はそれを実行に移した。そうでなければ、明日から全員が同じことをするようになってしまう」
(c)AFP/Justin DAVIS