【2月19日 AFP】フィギュアスケート四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2016)は18日、台湾の台北(Taipei)で開幕し、女子シングル・ショートプログラム(SP)では昨年の世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2015)で銀メダルを獲得した宮原知子(Satoko Miyahara)が自己ベストの72.48点を記録して首位発進した。

 昨年大会では2位に入った17歳の宮原は、フラメンコの曲に乗せた演技について、「大きなミスはしなかったので、ほっとしています」とコメントした。

 同じ日本勢で2014年大会女王の村上佳菜子(Kanako Murakami)が68.51点で2位、米国の長洲未来(Mirai Nagasu)が66.06点で3位につけた。また、本郷理華(Rika Hongo)が64.27点で4位、韓国の朴小宴(So Youn Park、パク・ソヨン)が62.49点で5位に続いている。

 一方、今季のグランプリ(GP)ファイナルに出場したグレイシー・ゴールド(Gracie Gold、米国)は、転倒が続くなど不本意な演技で5位以内に入れなかったものの、フリースケーティング(FS)で巻き返しを目指す。

 ゴールドはSPを終えて沈痛な面持ちをみせながら、「体調が本来の状態ではありませんでした」と明かした。

「スケートは科学的なスポーツです。体が明らかに重すぎれば、宙を舞うことはできません」

 ペア・ショートプログラム(SP)では、中国の隋文静(Wenjing Sui)/韓聰(Cong Han)組が今季自己最高となる78.51点で首位に立ち、昨年大会でカナダのメーガン・デュアメル(Meagan Duhamel)/エリック・ラドフォード(Eric Radford)組に奪われた王座奪還に向けて好発進した。

 デュアメル/ラドフォード組が71.90点で2位、米国のアレクサ・シメカ(Alexa Scimeca)/クリス・クニーリム(Christopher Knierim)組が67.61点で3位に続いている。

 アイスダンス・ショートダンス(SD)では、全米選手権(2016 Prudential U.S. Figure Skating Championships)を初制覇したばかりのマイア・シブタニ(Maia Shibutani)/アレックス・シブタニ(Alex Shibutani)組が今季自己最高の72.86点を記録して首位に立った。

 カナダのケイトリン・ウィーバー(Kaitlyn Weaver)/アンドリュー・ポジェ(Andrew Poje)組は、首位と僅差の72.42点で2位につけている。(c)AFP