■「何回でも優勝したい」

「学べることは間違いなくあります。当たりに行くときの角度とか、下から入るとか。そうすれば(モンゴル出身力士が)なぜあんなに強いのか分かる気がします」

 日本出身の横綱は、2003年に貴乃花(Takanohana)が引退して以来、しばらく誕生しておらず、現在は白鵬の他に優勝7回の日馬富士(Harumafuji)、同2回の鶴竜(Kakuryu)と、3横綱がすべてモンゴル出身力士で占められている。

 それでも、初場所で3横綱をすべて破った琴奨菊に、優勝を一度きりの快挙で終わらせるつもりはない。

 福岡出身で、身長約180センチ、体重180キロの琴奨菊は、優勝について「両親の前で号泣してしまいました」と話しつつ、「だけど相撲をやめようと思ったことは一度もないです。将来のことは気にしていないし、これから何回でも優勝したい」と続けた。

 初場所の優勝で一躍人気者になった琴奨菊は、最近では優勝のご利益にあやかろうということなのか、小さい子どもを抱いてほしいというお願いをよくされるという。

 琴奨菊は、「お母さん方から、子どもを抱いてほしいとよく言われるんです。風邪や何かから守ってほしいと。おなかに赤ちゃんのいる女性からも、安産のためにおなかをさすってほしいと言われます。そうやって興味を持ってもらえると、改めて優勝ってすごいことだったんだなと思えますね」と言って笑った。(c)AFP/Alastair HIMMER