中国サッカー、巨万の富で狙うは貧しく有能な南米選手
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■中国サッカーは「バブル」か?
現在の中国スーパーリーグ(1部)では、少なくとも26人のブラジル人選手がプレーしており、外国人選手では最多となっている。サッカーのニュースサイト「トランスファーマルクト(Transfermarkt)」によれば、同国2部リーグでは、さらに12人のブラジル人選手がプレーしているという。
また、ブラジルメディアの概算によれば、2003年から2010年までに中国でプレーしたブラジル人選手は、134人に上る。
ロゼンベルグ氏は、「ブラジル人選手がサッカーを始めるのは、代表選手としてプレーしたり、バルセロナと契約したりすることが目的ではない」とし、「育ちが貧しいことに起因する経済問題を解決するためだ。彼らのほとんどは、支援が必要な親戚や友人がたくさんいて、サッカーで最大限の見返りを求めている」と説明している。
選手が高額で買い集められている傾向については、熱狂をもたらしていると同時に懐疑的な意見も増えており、サンパウロ大学(University of Sao Paulo)でスポーツマーケティングを研究するアリ・ロッコ(Ary Rocco)教授は、「中国市場が突如として進出してきたことは、ブラジルサッカーにとって有害だ。確固たる保証もないまま、市場にインフレをもたらしているからだ」と主張している。
「この投資がいつまで続くのか分からない。一時のバブルに躍らされているようにみえる」