【2月15日 AFP】韓国の与党・セヌリ党(Saenuri Party)の幹部が15日、北朝鮮の核やミサイルの脅威が増しているとして、対抗するため韓国も独自の核抑止力を持つべきだと国会で訴えた。

 韓国で核武装論の支持者は少数派だが、北朝鮮が核実験を実施するたびに大きな声が上がる。韓国は米国の「核の傘」の下にあるものの、国内からは1991年に米国が戦術核兵器を撤収している。

 セヌリ党の元裕哲(ウォン・ユチョル、Won Yoo-Cheol)院内代表は、国会の演説で北朝鮮が先月4回目の核実験を実施したことを受け、「雨が降るたびに隣人から傘を借りるわけにはいかない。自前のレインコートが必要だ」と述べ、核兵器を再配備するか、韓国も独自に核を保有するべき時がきたと主張した。(c)AFP