【2月8日 AFP】インドネシア中部ジャワ(Java)島で密造酒を飲んだ20人超が死亡した。警察が8日、発表した。

 地元警察によると、犠牲者の大半は学生で、死亡する前に同島中部ジョクジャカルタ(Yogyakarta)市の北方にあるスレマン(Sleman)市在住の夫婦から、自家製の酒を買っていた。最初の死者が出たのは今月3日で、すぐに他の死者が報告され始め、これまでに22人が死亡したとみられている。警察は、アルコールと水、さらに果汁を混ぜたものを販売していた夫婦を逮捕した。

 さらに別の商人が売っていた密造酒でも4人が死亡しており、警察はこの人物も逮捕した。

 飲酒が禁じられているイスラム教徒が大半を占めるインドネシアでは、過去にも密造酒による死亡事故が起きている。2009年にはリゾート地として知られるバリ(Bali)島で、メチルアルコールが入ったヤシ酒を飲んだ外国人4人を含む25人が死亡。2014年には今回と同じジャワ島で、新年を祝う席で密造酒を飲んだ10人以上が死亡している。(c)AFP