NZ代表カーター、イングランドのジョーンズ新HCにエール
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【2月6日 AFP】ラクビーニュージーランド代表のダン・カーター(Dan Carter)が5日、欧州6か国対抗戦のシックスネーションズ(Six Nations Rugby)でイングランド代表を初めて指揮するエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)にエールを送った。
イングランドは昨年のW杯(Rugby World Cup 2015)で開催国として初めてグループリーグ敗退に終わったあと、ジョーンズHCを招へいし、外国人を初めて代表指揮官に起用した。
ワールドラグビー(World Rugby)の年間最優秀選手に輝いたカーターは、フランスのラシン92(Racing 92)の一員として出場するナティクシスラグビーカップ(Natixis Rugby Cup 2016)の開催地・香港(Hong Kong)でAFPの取材に応じ、イングランドはジョーンズ新HCの就任で盛り上がっていたと明かしている。
ニュージーランドのハイランダーズ(Highlanders)戦を6日に控え、AFPのインタビューを受けたカーターは、「エディー・ジョーンズHCの就任は、イングランドのラグビー界に興奮をもたらしている」と語った。
「W杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)で披露したようなパフォーマンスでは、イングランドは大きな失望に包まれてしまう。イングランド代表にはとても大きな期待が寄せられ、改善が求められているので、シックスネーションズはかなり注目を集めることになるだろう」
「彼は素晴らしい指揮官だ。私は彼が結果を出すことを確信している」
香港で南半球と北半球のチームが激突する数時間後には、ジョーンズHCもディラン・ハートリー(Dylan Hartley)が主将を務める新生イングランド代表の指揮官として、シックスネーションズ初戦でスコットランドと対戦する。
昨年のW杯では北半球の代表チームが一つも決勝トーナメントに進出できなかったなかで、ニュージーランド代表としてトロフィーを掲げたカーターは、南半球との力の差は縮まっているとの見解を示した。
2008年から2009年までプレーしたペルピニャン(Perpignan)に続き、今回が自身2度目のフランスリーグ参戦となるカーターは、「率直なところ、北半球のチームに大きな実力差があるとは考えていない」と語った。
「北半球にはW杯の結果にとても失望しているチームがある。だけど不本意な成績に終わったチームのほとんどが、自分たちの実力を示したいと考えているから、見ごたえのある試合になると思うし、大会が盛り上がるだろう」