【2月5日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)などで現役時代を過ごしたディートマー・ハマン(Dietmar Hamann)氏は4日、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が来季からマンチェスター・シティ(Manchester City)を率いることは、これまで指揮を執ったスペインやドイツから後退することだと知ることになるとの見解を示した。

 シティは1日、マヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督の後任として来季からグアルディオラ監督が指揮を執ると発表。年俸は1500万ポンド(約25億円)超と報じられている。

 元ドイツ代表で、ニューカッスル(Newcastle United)やリバプール、シティなどで中盤を務めたハマン氏は、グアルディオラ監督はイングランドでスタジアムの味気ない雰囲気や、高騰しすぎた賃金といった現実を目にすることになるとしている。

 イングランドでは給与が高騰しすぎていると考えているハマン氏は、FCバルセロナ(FC Barcelona)で4年を過ごし、現在指揮を執るバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)で3年目を迎えているグアルディオラ監督にとって、イングランドでの仕事は希望の少ないものになるとしている。

 4日に発売された独誌キッカー(Kicker)のコラムでハマン氏は、「ミュンヘン(Munich)やバルセロナ(Barcelona)の後なので、彼はスタジアムの雰囲気に戸惑い、(ドイツ4部の)SpVggウンターハヒンク(SpVgg Unterhaching)にいるかのように感じるだろう」

「イングランドのフットボールは大きな問題に直面している」

「先週の土曜日に生でVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)とハンブルガーSV(Hamburger SV)の試合を観戦したが、目にしたものに興奮した。それと1月半ばのリバプールとマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の一戦のような試合を比べると、観客が見せられているものは大きくかけ離れている」

「なのでプレミアリーグは欧州で最高の舞台ではない。むしろ真逆だ。ブンデスリーガの攻撃的なフットボールや技術力は、最も魅力的なコンテンツだ」

「プレミアリーグは一直線に危機へ向かっており、来季からのテレビ放映料23億ユーロ(約3010億円)もそのレベルを向上させることはないだろう」

「(トップ選手の)ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)やダビド・シルバ(David Silva)が1500万ユーロ(約19億円)を稼ぐのは問題ないが、まっすぐ走ることができるというだけの選手が年300万ユーロ(約3億9000万円)を手にしているが、これはイングランドにとって危険なことだ」

「ブンデスリーガはイングランドを物差しとしないように気をつけなければならない。彼らはバブルの真っただ中にいる。ここ5年でイングランドは金で成功は買えないという事実を体現してきたのだ」

(c)AFP