【2月5日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2015-16)は4日、準決勝第1戦が行われ、セビージャFC(Sevilla FC)は4-0でセルタ(Celta de Vigo)を下し、決勝進出に大きく前進した。

 3日に行われたもう1試合の準決勝では、FCバルセロナ(FC Barcelona)が7-0でバレンシア(Valencia CF)を一蹴してここ6年で5度目の決勝進出をほぼ決定付けており、セビージャもこの大勝でタイトルを懸ける戦いに臨むことが濃厚となっている。

 先制となるPKを外したものの、フランス人ストライカーのケヴィン・ガメイロ(Kevin Gameiro)が2得点を挙げたセビージャは、ホームでの公式戦ここ12試合では全勝を挙げており、勝つべくして白星を挙げた。

 とはいえ、得点差ほどセビージャは試合内容で圧倒したわけではなく、前半の中頃にはガメイロがセルタのGKルベン・ブランコ(Ruben Blanco)にPKをセーブされ、先制の絶好のチャンスを逃した。

 その後、カウンターアタックでセルタはアウェーゴールを狙ったが、パブロ・エルナンデス(Pablo Hernandez)のシュートは惜しくも枠を外れた。

 するとセビージャのプレッシャーは前半の最後に実を結び、CKのボールにアディル・ラミ(Adil Rami)が頭で合わせて先制点を手にした。

 ハーフタイム後、ガメイロは後半15分からの3分間で、2度ディフェンスラインの裏に抜け出しブランコとの1対1からゴールを陥れ、試合を決定的なものにした。

 さらにセビージャは、ミカエル・クロン・デリ(Michael Krohn-Dehli)が古巣からゴールを奪って4点目を挙げ、チームの大勝を締めくくった。(c)AFP