【2月4日 MODE PRESS】エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)は3日、ヘッドデザイナーのステファノ・ピラーティ(Stefano Pilati)が退任すること発表した。ピラーティは同ブランドで3年間ヘッドデザイナーを務めた。

 ゼニアグループのジルド・ゼニア(Guido Zegna)CEOは「私たちは、ファッションやスタイルを発展させることと、ゼニアがミラノで必見のショーになることを目指していた。想像よりはるかに早くそれを達成させたステファノの貢献に感謝したい。ゼニアは新しい章に進むことになったが、ステファノの今後の活躍を祈りたい」と語る。

 ピラーティは「この決心をするまでに熟考し、ゼニア氏とも深く話し合ったが、彼が私に任せてくれた役割は果たしたという結論にいたった。今はゼニアのクチュールのために保留にしていたほかのプロジェクトに取り掛かりたいと思っている。品質とクラフトマンシップ、そして優秀なビジネスを核に持ち合わせた、この素晴らしい同族会社と一緒に仕事ができたことは光栄だ。ゼニアグループのみんな、とくに私に最高のサポートをしてくれたジルド・ゼニア氏に感謝したい」との声明を発表。

 ミラノで1月16日に発表され、喝采を浴びた2016年秋冬コレクションはピラーティによる最後の作品となった。(c)MODE PRESS